Desmos Activity Builderで作成した授業用スクリーンのアイデアを紹介していきます!
次のリンクからCopy&Editを選択すると、数値や条件を変更して利用したり、使用されているComputation Layerを確認したりすることができます。
#21-#30のうち、おすすめのスクリーンについて紹介していきます!
ランダム関数を利用した問題【#24】の紹介
度数法から弧度法に変換する問題をランダムで出題し、回答を自動採点することができるスクリーンです。

「graph4」にランダムで動径が表示され、生徒は「input4」に回答を入力することができます!その正誤に応じて、「graph4」にフィードバックが表示されます。また、右下の「button4」を押すことで、別の問題を表示することができます。今回は、それぞれのComputation Layerの設定について詳しく解説しようと思います!

まず「graph4」のスクリプトの設定です。1行目の「andomGenerator」を使って「button4」が押されると変数「r」をランダムで定義しています。その後、3行目でランダム生成された「r」の数値を0から24の間に制限して、グラフ内の変数「t」に割り当てています。
4行目の変数「a_1」では、生徒の回答した数値を取得して、関数内の変数「F_1,F_2」でそれぞれサイン、コサインが正解の数値と合っているかを判定しています。判定した結果が正しければ、変数「F_1,F_2」は「1」を返すので、「F = F_1+F_2」と定義された変数「F」を利用して、その値が2以上かどうかで正誤を判定しています。判定結果に応じて「T」と名付けられた点のラベルに生徒へのフィードバックを表示します。
また、最後の行で「readOnly」を「true」に設定することで、このグラフコンポーネント上では教員用画面(teacher dashboard)に表示される正誤判定を行わないように設定します。(判定には「input4」のスクリプトを使用します。)

次に、生徒が回答を入力する「input4」のスクリプトの設定です。2行目の「disableEvaluation」を「true」に設定することで、生徒が入力した数式の計算結果(例えば、πと入力すると「=3.14…」)が表示されなくなります。また、4行目の「clearOnReset」を「true」に設定することで、回答欄を再クリックして編集しようとすると、前の式が自動的にクリアされます。
また、6行目の「correct」では教員用画面(teacher dashboard)に表示するための正誤判定を行っています。生徒の入力が正しい場合には、教師用画面に「✓(チェックマーク)」が表示されます。

最後に、別の問題を表示するためのアクションボタン「button4」のスクリプトの設定です。2行目の「style」で、ボタンの色を赤色にして目立つようにしています。また、3行目の「disabled」では、生徒の送信した回答が正しい場合に、このボタンをクリックできないように設定しています。

三角関数カードソート【#25】の紹介
三角関数のグラフと数式のカードを表示して、それらの正しい組み合わせを考えていくカードソートのスクリーンです!まずはこのように、グラフや数式・テキストのカードを作成していきます。

カードソートの作成が完了したら、「Answer Key」の画面で正解の組み合わせを設定していきます。これによって、教師用画面(teacher dashboard)から、生徒がどれくらい正解しているかをリアルタイムで確認することができます!

こちらはカードソートのスクリーン全体のスクリプトです。まずは、1行目の「correct」ソースで正解したカードの枚数を読み出しています。2行目では「subtitle」シンクを利用して、生徒画面に表示されるフィードバックの文章を設定しています。今回は合計18枚のカードを作成したので、正解数が18となった時に「全問正解です!」の文章を表示します!
