Everyday Activity#31-40

Desmos Activity Builderで作成した授業用スクリーンのアイデアを紹介していきます!

次のリンクからCopy&Editを選択すると、数値や条件を変更して利用したり、使用されているComputation Layerを確認したりすることができます。

https://teacher.desmos.com/activitybuilder/custom/60f570f4db805907e18bf0a0?collections=60daf9c2bd2dd50837f43242

#31-#40のうち、おすすめのスクリーンについて紹介していきます!


区分求積法のアニメーション【#32】の紹介

関数と積分区間を自由に入力して、区分求積法のアニメーションを表示できるスクリーンです。今回のポイントとしては、選択肢に応じて特定の時刻を表示できるようなスクリプトや表示範囲の変更、数式の入力欄の設定について詳しく解説しようと思います!

まず、アニメーションを表示している「graph2」と名付けられたグラフコンポーネントのスクリプトです。1,2行目では、「table2」の指定したセルに入力された数値を「cellNumericValue」で取得して、それぞれグラフ内の積分区間の両端を表す変数「a,b」に割り当てています。また、12行目の「animationDuration」でアニメーションの再生時間を12秒に設定しています。

ポイントとなるのは、3行目からの変数「t」の設定です。「when」については、上から順に条件に当てはまるかを判定して変数「t」の値を決めていることに注意してください。「isAnimating」はアニメーションが再生途中の場合を示していて、その場合には「animationTime」でアニメーションを再生し始めてからの経過時間を読み出します。次の行からは「when」の後にそれぞれ2つずつの条件を設定しています。

「animationTime = 12」では、1つ目の条件としてアニメーションの再生が終わった時刻であることを示します。「and」以降では「isSelected」を利用して、「Checkbox2」のコンポーネントで選ばれた選択肢の番号に応じて、それぞれ指定した時刻を変数「t」に割り当てています。

このようなスクリプトによって、アニメーション終了後に表示される選択肢に応じて、特定の時刻を再度確認することができます。

次に、「graph2」のコンポーネントで表示範囲を変更する方法についてです。入力された積分区間と関数から、「x_max,x_min,y_max,y_min」と名付けられた表示領域の範囲を決めるための数値を、グラフの計算式で決定します。「bounds」ソースを利用して、関数の回答欄「input2」の送信ボタンと、積分区間のアクションボタン「button2」がそれぞれ押されたかどうかの条件に応じて、表示領域を変更します!

最後に、生徒が回答を入力する「input2」のスクリプトの設定です。1行目の「initialLatex」シンクを地用して、回答欄に最初から表示する数式を設定しています!また、4行目の「syouwSubmitButton」を利用して、アニメーションの再生中はボタンを隠すことで数式をリセットできないようにしています。


曲線と直線の共有点の個数【#38】の紹介

グラフコンポーネントのアニメーションとスケッチコンポーネントを利用して、共有点の個数に応じた直線を予想した上で、それが正しいかどうかをアニメーションで確認するスクリーンです!予想で描いたスケッチをグラフコンポーネントに反映させる方法について詳しく解説します!

まずは、2つのコンポーネントの設定です。「graph8」には、再生ボタンを押してからの経過時間「t」に応じて変化していく関数を設定していきます。一方「sketch8」には、曲線の関数を「Background」として設定するだけです。

こちらは「graph8」のスクリプトです。5行目では「number」シンクを利用して、再生ボタンを押してからの経過時間を変数「t」に割り当てています。

ポイントとなるのは、1~3行目です。まず、「skatch1=」では、スケッチコンポーネントに描かれた直線を読み出すための設定をしています。「simpleFunction(“x”,”x”,”y”)」では、スケッチコンポーネントに描かれた図形のx座標を関数として読み出しています。「simpleFunction(“y”,”x”,”y”)」でも同様に、図形のy座標を関数として読み出しています。(ここで、最初の文字を「simpleFunction(“2x”,”x”,”y”)」のように変更すると、スケッチを拡大・縮小して読み出すこともできます。)

次に、「transform」では、読み出したx座標とy座標を組み合わせてスケッチに再度変換し、「sketchLayer」によって「sketch1」と名付けられたレイヤーとして保存しています。あとは、3行目の「background」によって、グラフコンポーネントの背景を「sketch1」に設定するだけです!


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