Everyday Activity#41-50

Desmos Activity Builderで作成した授業用スクリーンのアイデアを紹介していきます!

次のリンクからCopy&Editを選択すると、数値や条件を変更して利用したり、使用されているComputation Layerを確認したりすることができます。

https://teacher.desmos.com/activitybuilder/custom/61067d7a14745e1090a8b1ca?collections=60daf9c2bd2dd50837f43242

#41-#50のうち、おすすめのスクリーンについて紹介していきます!


楕円の焦点のアニメーション【#45】の紹介

左側のグラフは、焦点から出たボールが反射してもう片方の焦点へと集まっていくアニメーションです。生徒は楕円の長軸と短軸の長さや、接線の表示/非表示を切り替えて、気付いたことを入力してクラスで共有することができるスクリーンとなっています!

今回のポイントとしては、アニメーションの再生中には楕円の長軸と短軸を変更できないような設定や、接線の表示/非表示を切り替えるためのスクリプトの設定について詳しく解説しようと思います!

まず、楕円の長軸と短軸を変更するための設定です。今回のアニメ-ションでは、変数「t」を利用して、「Start!」ボタンを押さない状態を「t = 0」、アニメーションが終了した状態を「t = 1」となるように設定します。

楕円の頂点をそれぞれ「A_1,A_2,B_1,B_2」と名付けて、x,y座標に鍵括弧を利用して「{ t = 0, t = 1 }」という表示条件を設定します。これによって、アニメーションの再生前と再生後にのみ長軸と短軸の長さを変更することができます。

次に、接線の表示/非表示の切り替えについてです。まずは、グラフコンポーネント内に接線を表示したい時には「1」、非表示にしたい時には「0」となるような変数「L」を作成します。そして、入力して接線の式に対して、それぞれ「{ L = 1 }」の表示条件を加えていきます。これでグラフコンポーネント内の設定は完了です。

続けて、グラフコンポーネントのスクリプトの設定についてです。変数「L」の値は、「接線の表示・非表示」と書かれた選択肢のコンポーネントの状態に応じて決定します。

選択肢のコンポーネント名を「choice5」として、スクリプトの2行目で、1つ目の選択肢「接線の表示」が選ばれた場合に変数「L」の値を「1」に、その他の場合には「0」となるようにしています。これによって、グラフコンポーネント内の変数「L」の数値を選択肢のコンポーネントとリンクさせることができました!


導関数の定義と接線のアニメーション【#50】の紹介

関数と表示範囲を自由に入力して、接線の傾きが導関数と一致していることを確かめることができるスクリーンです!自動的に繰り返されるようなアニメーションと、カーソルの位置を取得してグラフ内で利用する方法について詳しく解説します!

まずは、自動的に繰り返されるようなアニメーションの設定です。今回のグラフ内では、0から3の間を行ったり来たりするような変数「t」を設定します。これまでのスクリーンでは、スクリプトを利用して再生ボタンを押してからの経過時間とリンクさせることが多かったのですが、今回はあえて繰り返したままにしておきます。

こちらは「graph10」のスクリプトです。5行目の「number(“a”): graph10.currentX」がポイントです!「currentX」ソースを利用すると、カーソルがグラフ内にあるときに、その位置のx座標を取得することができます。このスクリプトによって、カーソルの現在位置を取得して変数「a」に割り当てています。

グラフコンポーネント内のいくつかの点を生徒に確かめさせたい場合には、今回のように自動再生と「currentX/Y」ソースを組み合わせる方法が、スライダーや可動点を利用する方法よりも直感的でおすすめです!


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