Everyday Activity#131-140

Desmos Activity Builderで作成した授業用スクリーンのアイデアを紹介していきます!

次のリンクからCopy&Editを選択すると、数値や条件を変更して利用したり、使用されているComputation Layerを確認したりすることができます。

https://teacher.desmos.com/activitybuilder/custom/619f0ccf71ffe32d6da50338?collections=60daf9c2bd2dd50837f43242

#131-#140のうち、おすすめのスクリーンについて紹介していきます!


2つのベクトルの和【#132】の紹介

2つのベクトルをランダムで出題して、それらのベクトルの和のベクトルを考えて答え合わせをすることができるスクリーンです!

今回のポイントとして、問題をランダムで出題して生徒の回答(正解/不正解)に応じたフィードバックを表示する方法について詳しく解説していきます!

まずは、グラフコンポーネント内にベクトルの始点と終点を示す「点」というフォルダを作成します。始点には原点「O」、終点には「a_1」「a_2」という変数を利用した点「A_1」を設定します。

こちらは正誤の判定に利用しているフォルダです。x座標同士の和が一致している場合には変数「F_1」の値を1に、y座標同士の和が一致している場合には変数「F_2」の値を1に設定しています。その両方が一致している場合には変数「F_3」の値が1となり、これを利用してフィードバックを表示しています。

こちらは始点と終点および正誤の判定を設定した「graph2」のグラフコンポーネントのスクリプトです。

1行目の「randamGenerator」では、「button2_1」と名付けられたボタンが押されるたびにランダムで変数「r」を作成します。その後、3,4行目で先ほど設定した変数「a_1」「a_2」に-3から3までの数値をランダムで割り当てていきます。5,6行目でも同様に変数を割り当てることでbベクトルを作成しています。

また、8行目では「C_heck」と名付けられた点のラベルを変更することで、生徒の回答が正解だった場合には「正解です!」、不正解だった場合には「もう一度考えてみましょう!」というフィードバックを表示しています。


三平方の定理と距離の公式【#136】の紹介

直方体の各辺の長さを設定して、空間座標での各頂点の位置や対角線の長さをイメージします。その後、「座標を表示する」ボタンを押すと各頂点の座標が表示され、三平方の定理と距離の公式の関係性について理解することができるスクリーンです!

今回のポイントとして、「座標を表示する/長さを表示する」というアクションボタンを押すとグラフ内のラベルの表示が切り替わるような設定方法について詳しく解説していきます!

今回作成するスクリーンは3つのコンポーネントで構成されています。

左上の「graph6」は空間座標での各頂点や直方を表示するグラフコンポーネント、左下の「button6」は「座標を表示する/長さを表示する」のアクションボタン、右側の「graph6_1」は直方体の各辺の長さや対角線の長さに対応する2つの直角三角形を表示するためのグラフコンポーネントです。

こちらは左側の「graph6」のスクリプトです。「pointLabel」を利用して、「座標を表示する」のアクションボタンが押されている場合とそうでない場合を判定して表示するラベルを切り替えています。数式をラベルとして表示したい場合には、Desmos Graphing Calculatorに一度入力したものをコピー$ペーストして「`」で囲むのがおすすめです!

こちらは右側の「graph6_1」のスクリプトです。先ほどと同様に「pointLabel」を利用してラベルの表示を切り替えています。また、1行目から3行目では「number」シンクを利用して「graph6」の変数「a, b, c」の長さの値を取り出すことで、左右のグラフの数値をリンクさせています。

このようにして、アクションボタンを押すとグラフ内のラベルの表示が切り替わるようなスクリーンが完成しました!


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